12日から14日にかけて岡山県津山市西上と上横野地内でツキノワグマの目撃情報が計2件が入り、市は近隣の住民や小学校への注意喚起を行っている。目撃情報は本年度に入って市内では初めてで、冬眠から覚めたとみられている。
市森林課によると、西上では12日午後3時半ごろ、公会堂付近の市道にいる姿を男性が目撃。上横野では14日午前9時ごろに新龍寺から西側に約200~300㍍進んだ辺りで山へ逃げていく様子を市民が発見した。通報を受けた市は花火による追い払いを実施した。
昨年度は餌となる木の実などが山に豊富に実ったとみられ、目撃情報などが7件。出没が相次ぎ、遭遇した50代男性がけがを負う被害も出た2024年度よりは33件減ったものの、本年度も一昨年度と同様に餌が凶作となると出没件数が増えていく可能性もあると予測している。
同課は被害を未然に防ぐために▽目撃情報があった場所に近づかない▽里山といったクマの生息域に入る場合は単独行動をしない▽活動が活発になる夕方から早朝にかけて特に注意する▽野外に残飯や食べ物の容器を放置しない▽クマ避けとして鈴など音の出るものを身に着ける―など呼びかけている。
「山菜採りで山中に入る人もいるが鈴を持つなど対策準備を忘れずに。遭遇した場合は決して刺激せずにゆっくりとその場から離れる。逃げるものを追う修正があるため、背中を見せたり、走って逃げたりしないように」としている。