岡山県津山市二宮の小枝正和さん(49)=勝央郵便局勤務=が集めた希少な虫コレクションを紹介する「世界最美の蝶と神秘の宝石昆虫標本展」が3日、岡山県津山市川崎のポート・アート&デザイン津山で始まり、家族連れや愛好家らが楽しんでいる。25日まで。
国内外に生息するチョウや甲虫類など多種多様な約1500匹がずらり。現在絶滅してしまったインドネシアの「デタニヒイロツマベニチョウ」や体の半分がオスとメスに分かれた雌雄型などのチョウのほか、金属のように輝く「プラチナコガネ」といった見た目も華やかな昆虫が並ぶ。
親子で訪れた高倉小3年・美𡈽路日菜さん(9)は「虫が好きなので、海外に生息するいろいろな虫を見ることができてよかった」。母親の教子さん(49)は「どの虫も宝石のように美しい。娘と一緒に楽しく観賞できた。また来たい」と話した。
重傷を負う交通事故に遭い、苦しい入院生活を送った経験から小枝さんは「厳しい自然界を必死に生きる虫たちに勇気をもらい、乗り越えてきた。子どもたちにもあきらめず頑張る大切さが伝わればうれしい」と語った。
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小枝さんが集めた希少なチョウの標本
希少な虫コレクション展