津山市 本年度一般会計補正予算案発表

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津山市は22日、7億8631万円の本年度一般会計補正予算案(第4次)を発表した。新型コロナウイルス対策として追加的に実施する事業や経済対策を盛り込んだほか、スマートエネルギー導入経費の助成を拡大。29日開会の9月定例市議会に提案する。
 コロナ対策は5事業に1億3108万円。▽コロナ禍での原油価格の高騰に直面する民間保育園と認定こども園の電気・ガス料金助成906万円▽飼料価格高騰に伴う畜産農家(乳用、肉用牛を飼育する個人・法人)への助成3270万円▽ウェブ会議や研修に対応するためのオンラインブースを本庁舎5階に設置395万円―など。
 経済対策として公共事業6事業に1億5600万円を充当し、市民生活の基盤となる市道、農道、林道、農業水利施設などの修繕・補修を推進する。会見で谷口圭三市長は「住民の安全・安心を確保するとともに内需拡大による地域経済の活性化を図る」と述べた。
 「スマートエネルギー導入応援事業」832万円は、省エネルギー化を促進するため、太陽熱利用システムや電気自動車などの導入経費を助成。6月補正で532万円を予算化したが、住民からの要望も多かったため対象件数を追加補正する。
 「倭文診療所管理運営事業」は、4月から医師不在のため休院している同診療所の来年4月の再開に向けて空調設備の更新経費1500万円を計上。また、2025年度まで3年間の管理運営業務などの委託に要する経費について債務負担行為を行う。
 このほか▽作州城東屋敷の建具などの修繕と駐車場再編工事、城西浪漫館の水道修繕702万円▽24年度の供用開始へ、老朽化した佐良山公民館の建て替えのための用地購入費と造成測量設計など6123万円―などを盛り込んだ。
 補正後の総額は493億6627万円で前年度同期比3・5%増。


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