灯心会 作品展

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 NPO法人・灯心会が運営する就労支援施設の利用者の作品展「今、ここから」が真庭市勝山の勝山文化往来館ひしおで開かれている。個性光る147点の絵画や立体作品が訪れた人たちの関心を集めている。16日まで。
 真庭市を活動拠点にする作家に焦点を当てた同館ひしおの6回目の企画展。障害者の自立支援の一環として創作活動に取り組む「スカイハート灯」の利用者21人が出展した。
 カメラやパソコンの部品、アクリル、水彩絵の具、色鉛筆、墨汁など、さまざまな画材や材料を使い、思い思いに作り上げている。
 点描の技法を用いて夕日に照らされた海とクジラを描いた縦120㌢の大型作品や、「第一執政官ナポレオン」といった名画を漫画キャラクターの様にアレンジしたイラストなど、想像力と技術を駆使した力作からユーモアあふれる快作までが並ぶ。
 オブジェは、発砲スチロールや画びょうで独創的に表現した幼虫、色紙を貼り合わせて作ったかわいらしい干支(えと)や動物など感性あふれる意欲作が目を引く。
 西尾敏子さん(70)=同市落合垂水=は「温かみを感じる作品から深く考えてしまうテーマのものまで、さまざまな作風が楽しめ、見ごたえがある」と話した。


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