岡山県などは17日、県内で計27人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。真庭市、赤磐市各１人、国外在住者１人、岡山市、倉敷市各12人。岡山市内の事業所内では県内24例目のクラスター（感染者集団）が発生。県内での陽性確認は８８４人（再陽性を除く）となった。
真庭市の患者は、80代男性。感染経路不明で、16日に発熱して医療機関で検査を受け、陽性と判明した。軽症という。同居家族２人は陰性。
赤磐市の患者は80代女性。感染経路不明で、10日から吐き気などが続いたため医療機関を受診して検査を受け、陽性と判明した。軽症。
国外在住の患者は50代女性。11日から備前市内の別居親族宅を訪れ、14日からけん怠感などが続いたため検査を受け、陽性と判明した。軽症。
岡山市の患者は10〜70代の男女10人と年代性別非公表の２人。いずれも軽症か無症状。このうち30代男性２人と60代女性がクラスターと判断された製造業の工場（同市内）に勤務し、発熱などの症状から検査を受けて陽性が判明した。13〜15日に感染が公表された同市と市外の同工場従業員７人の関係性も明らかになり、感染者は計10人。さらにほかの従業員の調査を進めている。別の30代男性は、クラスターが発生している岡山大学病院に勤務する医療従事者で、院内の感染者は６人となった。このほか感染経路不明が４人、すでに判明している患者の接触者４人。
倉敷市の患者は20〜80代の男女。うち９人はすでに判明している患者の同居家族や知人ら濃厚接触者で、あとの３人は感染経路不明。いずれも軽症か無症状という。
