スーパーのマルイ(岡山県津山市上河原、松田和也社長)は9日、第17回「食育月間子ども絵画コンクール」の最終審査会・お披露目会を大田のリージョンセンターで行い、入選作品を決めた。一般公開は11月予定。
コンクールは食の大切さを伝えることを目的に恒例で開催。「心に強く残った食」をテーマに6月から7月までの間、岡山、鳥取、島根県の小学生から作品を募り、集まった約4200点の中から候補30点を厳選。この日は各地にある食品メーカー39社の役員らが審査し、低、中、高学年の3部門に分かれてそれぞれ特選、入選、佳作計9点を選んだ。
机の上にはおいしそうに食べ物をほおばる人たちを描いた絵や食材を大切にしようと啓発する力作などが並び、審査員たちは一点一点じっくりと見て、表現力や色合いの豊かさ、独創性などを採点していった。このほかに会場では、マルイ社長賞や県教育長賞、協賛している会社45社の賞を獲得した作品も張り出された。
松田社長は「朝食の大切さや健康を呼びかける作品に加え、現在は生産者や食材への感謝の気持ちを表現した作品が増えてきている。SDGs(持続可能な開発目標)への意識が浸透してきているように感じた」と述べていた。