勝山高校蒜山校地の生徒たちが、進学先を検討している中学生らを対象に企画した1泊2日の地元体験ツアー「ひるぜんまるごとオープンスクール」が17、18の両日、同校(岡山県真庭市蒜山上長田)を拠点に開かれた。参加者は高校生の案内で蒜山地域の観光施設などを巡り、自然や食、地域の魅力にふれた。
同校には全国各地から入学を希望する人がおり、オープンスクールに参加するため、前日から宿泊して来校する人もいる。そこで生徒たちは、自分たちが暮らす地域についても知ってもらおうと、今回初めて体験ツアーを企画。5月にオープンスクール実行委員会を立ち上げ、地元企業に協力を依頼するなどして準備を進めてきた。
17日は1組が参加。蒜山地域ではジャージー牛の飼育が盛んで、その生乳を使った乳製品も知られていることから、「観光施設のソフトクリームを食べ比べる」をテーマに、実行委員会の代表生徒3人が塩釜キャンピングビレッジや蒜山高原センターなどを案内した。
ひるぜんジャージーランドでは、上蒜山の麓に広がる牧草地や牛の姿を眺め、蒜山ホースパークも見学。ひるぜんワイナリーでは、植木啓司会長から醸造所で扱うヤマブドウと地域との関わりについて説明を受けた。各施設ではソフトクリームも味わった。
さらに、グリーナブルヒルゼンでは、建築家の隈研吾さんが設計したパビリオン「風の葉」などを紹介。高校生たちは普段訪れる場所や学校生活、授業の様子などについても話し、参加者と交流を深めた。その後、交流会も開かれた。
岡山県を訪れるのは初めてという東京都西東京市の中学3年の女子生徒は「自立した人間に成長したいと思って親元を離れて生活することを希望している。自然が豊かな場所にひかれて選んだ。都会では見られない広々とした空とゆっくりと流れる時間が気に入っていて、とても穏やかな気持ちになれる」と話した。
実行委員長の一人、2年の野川あやさん(16)は「美しい自然の風景、おいしい食べ物、地域の人たちの温かさなど、自分たちが感じている地元の良さにふれ、住んでみたいと思ってもらえたらうれしい」と話していた。
翌18日のオープンスクールでは、個別相談や学校説明会などが行われた。
