国の特別天然記念物・オオサンショウウオをモチーフにしたユニークな「はんざき達磨」がずらり――。はんざきアート作品展「希少種の棲家(すみか)」(アートスペース天ノ屋主催)が30日まで、岡山県真庭市豊栄のはんざきセンターで開かれている。赤やピンク、金、青など色とりどりの作品が並び、訪れた人たちの目を楽しませている。
「森の芸術祭GO FOR 2027」の一環。同天ノ屋を主宰する廣山宏樹さんの趣旨に賛同した県内外の画家や造形作家らプロの他、地域住民が手掛けた「はんざき達磨(だるま)」計26点を展示している。
作品はいずれも素焼きの陶製だるまに、アクリル絵の具などを使って赤やピンク、金、青など単色や多色で思い思いに彩色。それぞれに個性的な名前が付けられている。地域住民の作品は7月に開かれたワークショップで製作された。
会場には、廣山さんが地元・湯本地区の組織図から着想を得て制作した架空の相関図も展示。個性豊かな達磨同士のつながりを表現し、作品の背景にある物語を感じさせる趣向となっている。
父と訪れた星の子ども園年長の美見昴佑君(6)は「いろいろな色があって面白いし、かわいい。きらきらしたのが特に気になった」と笑顔。
廣山さんは「天然記念物、過疎地の住民、アーティストを『現代の希少種』と捉え、希少種の価値を見直す機会としたい。来年はオオサンショウウオが天然記念物に指定されて100年になるので、より一層機運を盛り上げていきたい」と話している。
