岡山県警美咲署などは29日、井原市内のビニールハウスからブドウを盗んだとして、津山市生まれで住所不定、無職の男(42)を窃盗の疑いで再逮捕した。
調べによると、容疑者の男は今年8月4日午前7時ごろから翌5日午前6時半ごろまでの間に、ブドウ農家の男性(58)が管理するビニールハウスに侵入し、栽培されていたシャインマスカット約450房と、岡山県原産の希少品種「瀬戸ジャイアンツ」約200房の計約650房(時価計142万5000円相当)を盗んだ疑い。容疑者の男は「私がやったことに間違いありませんが、記憶では盗んだブドウが650房もなかったように思う」と供述し、数量について一部容疑を否認している。
美咲署によると、7月17日夕方から18日朝ごろにかけて、久米南町内のビニールハウスからブドウが盗まれた事件を捜査する中、井原市のブドウ農家でも同様の被害が発生したことから、井原署と合同で捜査を進め、8月8日に容疑者の男を逮捕した。
前回の逮捕時、容疑者の男が借りていた倉敷市内の住居から、シャインマスカットなど数種類のブドウ計約300房を押収。捜査の結果、今回の事件で盗まれたものと特定し、再逮捕した。捜査当局は、容疑者の男が盗んだブドウを販売していたとみている。
容疑者の男は余罪をほのめかしており、同署などは現在、単独犯とみて捜査を進めている。