山の絵3人展

芸術
         

 登山愛好家たちによる初の絵画展「山の絵3人展」が18日、新魚町のアルネ津山4階・地域交流センター(岡山県津山市)で始まった。美しい山容と景色を描いた意欲作に来館者が見入っている。20日まで。
 美作地域で活動する「みまさか山の会」の初代会長・松岡信義さん、2代目会長・豊福恵美さん、現在副会長の有木俊恵さんの30点を展示。
 松岡さんは、大山山系の一つ、甲ケ山(鳥取県)の岩が連なる尾根・通称「ゴジラの背」をはじめ、各地の山岳、雪山を描写した油絵を発表。雄大な姿と険しい自然を捉えた作品が並ぶ。
 豊福さんの水墨画は、力強く伸びやかな筆運びと臨場感のある表現力が特徴。槍ヶ岳(長野、岐阜県)や穂高連峰(同)ほか、沢登りに挑戦する人らに焦点を当てた個性が光る力作もある。
 日本画の制作に励む有木さんは、季節ごとに変化する山々と周囲の風景を岩絵具と水干絵具で色鮮やかに表現。ハクサンイチゲといった高山植物が咲き誇る夏の水晶岳(富山県)、津山市内を流れる皿川から望む春の泉山(鏡野町)などが目を引く。
 高橋武彦さん(77)=高野山西=は「実際に登らないと見られない景色が描かれているのが興味深い。その場で感じた思い、感動が伝わってくるようだ」と話した。

山をテーマに登山愛好家たちが描いた作品が並ぶ会場


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