岡山県真庭郡新庄村特産のもち米「ヒメノモチ」が収穫シーズンを迎えている。黄金色に色付く田んぼでは、コンバインのエンジン音が響いている。長雨や台風の影響で作業は例年より1週間遅いという。
標高約650㍍の二ツ橋地区の清川昭浩さん(60)の稲田(約2・1㌶)では13日、刈り取り作業が始まった。「今年は稲の成長に必要な日照時間が少なくて心配したが、栄養が行き届いていて良い出来だ」と話す。
岡山県真庭郡新庄村は特産品の餅を全国にPRしており、全体の約7割の田んぼ(計約55㌶)でヒメノモチを生産。昨年は3160俵分が獲れた。日中と夜の寒暖差や旭川の源流から引いた清水が、粘り強さや甘味を生み出すという。刈り取りは8月30日に始まり、10月上旬ごろまで続く。餅は12月中旬をめどに道の駅「がいせん桜新庄宿」などで販売を始める。
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収穫シーズンを迎えた新庄村のヒメノモチ
新庄村もち米収穫シーズン