神社運営の強化や神道の普及などに取り組む岡山県神社庁強化委員会の「巫女(みこ)体験事業」が23日、岡山県津山市宮脇町の徳守神社で開かれ、岡山、山口県内から10~50代の女性15人が装束に身を包み、務めや作法について学び、巫女舞を体験するなどして日本古来の風習、文化に理解を深めた。
巫女の伝統と奉仕の心にふれ、地域を守る氏神や神社に関心を持ってもらおうと、同委事業部会が2018年から県内各地の神社で行なっている事業で、今回で6回目。津山市では初の開催。
はじめに、髙原家直副庁代務者や髙山命之理事が「神様は皆さんの心の中にある。親しくなって自身を大切に思うようになってほしい」「有意義な時間となることを願っている」とあいさつ。白衣と緋袴(ひばかま)をまとった女性たちは、手水舎で手を清め、社殿で正式参拝して祭神に玉串を捧げた後、牧宗司宮司や吉岡寛人副委員長から同神社の歴史、巫女のルーツ、神明奉仕に務める心構えといった話に耳を傾けた。
午後からの巫女舞の体験では、祭祀舞(さいしまい)の林千明講師の指導を受けながら、五穀豊穣や平安などを祈る代表的な歌舞「豊栄舞」に挑戦。やや緊張した面持ちでサカキを手にし、所作が美しく見えるように目線や手足の運び、姿勢などを意識して何度も練習。慣れない所作に苦労する姿も見られたが繰り返す度にしっかりとした動きに。最後は幣殿で練習の成果を発揮させて美しい舞を奉納した。
神職に興味があって参加したという岡山城東高校3年生の小玉夕奈さん(17)は「巫女の美しさはきちんとした礼儀や作法のほかに、周りの人たちへの敬意と感謝の気持ちにあるのだと学んだ。教えてくださった皆さんや一緒に舞を頑張った仲間、巫女を体験する機会に巡り合えてよかった」と話していた。


