寒さにあてて甘さを引き出した「蒜山こだわり大根」の出荷が1日、岡山県真庭市の蒜山高原で始まった。2週間程度の期間限定の特産品で、おでんなどで味わうのがお勧めという。
蒜山こだわり大根は、収穫前に霜や寒さにさらす「寒締め」という方法で栽培。夏採れの大根より糖度が高くて甘く、みずみずしいのが特徴で、7戸が計2ヘクタールで生産している。
この日はJA晴れの国岡山蒜山大根部会協議会の井藤文仁会長の畑(同市蒜山上長田)で、出荷を祝う「初抜き式」があった。収穫は今月中旬まで行われ、例年並みの100トンの出荷を目指す。
井藤会長は「夏場の天候に恵まれ、台風の実太りが良く、甘みも上々。こだわりの味を楽しんでほしい」とPRしている。2日から県内のスーパーなどに並ぶ。