津山城西400年の歴史のために クラウドファンディングで 人力車復活を目指す/岡山・津山市

経済・産業 クラウドファンディングの支援を呼びかける廣本つやま城西ほりおこし隊副理事長
クラウドファンディングの支援を呼びかける廣本つやま城西ほりおこし隊副理事長
         

 「津山城西400年の歴史をもっと知ってもらうために、人力車を復活させたい」—。城西まちづくり協議会(高須昌明会長)=岡山県津山市=は、人力車導入に向けた支援をクラウドファンディング(CF)で募っている。来春の桜の季節のお披露目が目標。30日まで。

 津山・城西まるごと博物館フェアで十数年来走らせ続け、すっかり名物になった人力車を、イベントの時にあわせてレンタルするのでなく、地域で保有し、走らせることを検討。四季を通じて、楽しんでもらえる城下町の風物詩になればと考えている。なお、城西連合青壮年会有志が城西人力車隊も結成している。

 「江戸、明治、大正、そして昭和30年代くらいまでのいろんな時代感が融合した不思議で面白いまち城西。城西おかげめぐりなどの事業に絡めて、観光振興に活用したい」と同協議会内NPO法人つやま城西ほりおこし隊の廣本慎太郎副理事長(60)は話す。

 目標額は200万円で、12日現在の支援総額は39万円。支援金は5000円〜30万円で、お礼品は武田待喜堂の「初雪」詰め合わせセット、城西エコバッグセット、すぎやの干し肉セット、人力車隊なりきりコース、人力車への名前入り支援プレート設置権など。

 「個人の皆さんから企業の皆さんまで、城西のまちを一緒に盛り上げていきませんか」と協力を呼び掛けている。

 申し込みは、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のウエブサイトから。現金も受け付ける。

 問い合わせは、同協議会(TEL:0868-22-8688)。

昨年の津山・城西まるごと博物館フェアで走っていた人力車
昨年の津山・城西まるごと博物館フェアで走っていた人力車


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