木村知子作品展

芸術
         

 倉敷市の陶芸家・木村知子さんの作品展「陶展〜花の器白磁に咲いた蒼の秋花」が川崎のポート・アート&デザイン津山で開かれている。真っ白な磁器に染付けした青色のかれんな花々の絵が来館者の目を楽しませている。23日まで。
 木村さんは1970年生まれで、2004年に岡山県立大学・大学院デザイン学研究科を修了して以降、県や全国の工芸展で入選や受賞を果たしている。現在は日本工芸会の正会員として、「自然」をテーマに制作に励んでいる。
 同展では、秋の草花を描いた作品を中心に約150点を展示。ヒガンバナやシュウメイギク、ナデシコなどをあしらった皿や蓋物、花瓶、香合をはじめ、直径52?の「矢車菊大皿」から小さな「ビオラスプーンレスト」までさまざまな秀作が並ぶ。直径約10?の「ビオラ文蓋物」は、ふたの内側や入れ物の中にも繊細な花が描かれており、訪れた人はじっと見入っていた。
 高野本郷のトールペイント講師・神田紀子さん(56)は「落ち着いた色合いと計算された構図が相まって、描かれた花が生き生きとして見える。自分も作品づくりの参考にしたい」と話した。
 展示品は購入することも可能。期間中の土、日曜日は作家が在廊している。休館日は毎週火曜日と12日。
 問い合わせは、同館(■201682)。

繊細なタッチで花が描かれた作品が並ぶ会場


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