東新町 出雲街道 歌舞伎人形展 「義経千本桜」登場人物題材

芸術
         

 「出雲街道 歌舞伎人形展」(津山郷土玩具愛好会主催)が東新町の城東むかし町家(旧梶村邸)で開かれ、「義経千本桜」の登場人物を題材にした全国各地の土人形などが来場者の目を楽しませている。6月30日まで。
 邸宅奥の東蔵に杉元耕司同会代表(小田中)らのコレクション23点を展示。
 源義経を尋ねて吉野へ旅する静御前の優美な姿、警護する義経の家来・佐藤忠信に扮した源九郎ギツネが独特なポーズで表現され、あでやかな彩色の弓野土人形(佐賀)や稲畑土人形(兵庫)、漆黒を基調にした衣装の旭土人形(愛知)などが目を引く。一方、忠信の姿で尾を出してしまった表情がユーモラスな三春張り子(福島)もある。
 杉元代表は「歌舞伎三大名作の一つだけに、古くから各地の職人が手掛けている。今は途絶えてしまった貴重な人形も多く、この機会に見てもらえたら」としている。

「義経千本桜」を題材にした土人形に見入る来場者


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