美作地域の高校生が企画・運営する第5回「県北のうまいもん大集合! うまいもん商店街!」(美作県民局主催)が9日、岡山県津山市のソシオ一番街、銀天街、元魚町商店街などで開かれ、買い物を楽しむ大勢の家族連れらでにぎわった。
アーケード街に美作地域の飲食店や団体など29店舗が、そずり鍋やクラフトドリンク、とうふスイーツ、ケバブ、芋煮汁、薬膳カレー、焼き菓子などの屋台を出店。来場者は人気グルメを次々に買い求め、飲食スペースで舌鼓を打っていた。
津山東、津山商業、美作、津山高専、勝山高校の実行委メンバーのほか、ボランティアの生徒約30人が参加。店を手伝うなどし、「いらっしゃいませ」「おいしいですよ、どうですか」と元気に声を出し、商店街は活気に包まれた。
この日は学校や企業などがグルメやワークショップ、アート体験ブースを1日限定で開店する「未来の商店街」(まち仲つやまエリアプラットフォーム主催)も同時開催。
今年津山に約40年ぶりにUターンしたという下田邑の居原田晃さん(64)と妻の千津香さん(64)は「にぎわっていた幼い頃の商店街にもどったかのよう。なくなってしまったお店もあるけれど、高校生たちの若い力を感じられてうれしい」と話していた。
