本年度「家庭教育支援者研修会・非認知能力育成支援講座」(岡山県教委主催)が17日、岡山県津山市大谷の中央公民間で開かれ、参加者は講義やワークショップを通して資質向上、支援の充実に向けて知識を深めた。
県教育委では、夢や目標を見つけ挑戦する力を養うため、非認知能力を育成する「夢育」に取り組んでいる。講座は今年初の開催。「親育ち応援プログラム」ファシリテーターや保育園、幼稚園の保護者、行政職員ら約40人が参加した。
津山教育事務所の職員が講師を務めた。非認知能力とはコミュニケーションや忍耐など点数化できない力を意味し、▽自分を高める力▽自分と向き合う力▽他者とつながる力―の三つに分類できると説明。その上で「非認知能力を育むと、やる気、向上心、忍耐力、粘り強さや、思いやりの心が培われる」と話した。
子どもの非認知能力を伸ばすためには、「良好な親子関係を築くこと、肯定的な受け止めをすること、プロセスを褒めることなどが大切」と述べた。
情報交換・ワークショップでは子育てに関わる8グループがそれぞれ意見を出し合った。参加者は「非認知能力レンズという心を持って、子どもの行動を見ていると今まで気付けなかった子どもの長所がわかった」と話した。
P和気あいあいと意見交換する参加者
家庭教育支援者研修会