岡山県津山市恒例の牛肉料理対決「牛魔王選手権」(市観光協会主催)が3日、山下の津山城(鶴山公園)で始まり、来場者たちは各店舗が腕を振るった自慢の味を堪能しながら、勝負の行方を見守っている。5日まで。
9回目となる今回は市内外の13店舗がエントリー。三の丸つるまる広場に軒を連ね、国産牛肉を使ったステーキ丼、焼きそば、チャーハン、ハンバーガー、角煮など、創意工夫を凝らした品で勝負に臨んだ。
午前10時に戦いの火ぶたが切られると、この日は雨天にもかかわらず、待ち望んでいたファンや家族連れらが傘を差して次々と来場。肉を焼く香ばしい匂いが漂う中、じっくり品定めをして購入し、テントの下でおいしそうに味わっていた。頂点となる「牛魔王」は、最終日の締め切りまでに食事をした人たちの投票数によって決まる。
訪れるのは3回目という弥生小5年の福冨蛍君(10)は「このイベントは牛魔王という名前が面白いし、いろいろな牛肉料理が食べられるから好き。きょう食べた料理はたれやスープの味がお肉と合っていておいしかった。投票した店が上位に入るとうれしい」と笑顔で話していた。
このほか、会場にはつやま和牛(津山市)、なぎビーフ(奈義町)、千屋牛(新見市)と県北を代表する牛肉の串焼きを提供する店がそろい、食べ比べを楽しむ人の姿も見られた。
3日は雨天により午後4時から始まる「夜台村(やたいむら)」を中止したが、4日は実施する予定。
同イベントは江戸時代から山陽と山陰を結ぶ交通の要所として牛馬が流通し、「養生食い」として滋養強壮のために肉を食べていた歴史を背景に、独特な食文化が残る市をPRしようと2016年に始まった。
