津山産小麦「せときらら」の収穫作業が本格的に始まり、岡山県津山市内の産地でコンバインのエンジン音と刈り取る小気味よい音が響いている。
せときららは2014年ごろから栽培が始まり、主にパンや麺などに使用される強力小麦。県内では2番目の作付面積で、今季は20戸の農家が64㌶、で生産し、220㌧の収量を見込んでいる。
麦秋を迎えた10日からは、安井で約10.8㌶を手がけるAKファームが同所のほ場で収穫作業をスタート。たわわに実り、こうべを垂れた穂を大型コンバインで軽快に刈り取りを進めていった。
心配された天候の影響も少なく、例年並みの収穫量が見込まれており、同ファームの影山太代表(77)は「おいしいパンや麺が作れる小麦。地元で作っている人たちを思いながら食べてやってほしい」と話していた。
市内の学校給食で使用する中華麺、うどん、ソフト麺といった麺類の原料は昨年度からすべてせときらら100%になっている。この他、せときららを使用したパンはもっちりとした食感と豊かな香りが特徴で、市内外のパン店やケーキ店などでの活用が広がっており、近年行われている「パンフェスタ」は毎回好評を得ている。
小麦粉は統一ブランド「津山のほほえみ」として曲辰や道の駅・久米の里などでも販売している。
