災害時に「空飛ぶ捜索医療団」が支援 医師やレスキュー隊員派遣 航空機やヘリも活用/岡山、広島・津山市

行政・公共 災害時の支援協力に関する協定書を手にする光井市長(左)と稲葉医師=岡山県津山市で
災害時の支援協力に関する協定書を手にする光井市長(左)と稲葉医師=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市は10日、国内外で人道支援などに取り組む広島県のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(大西健丞代表理事・統括責任者)と「災害等緊急時における支援協力に関する協定」を締結した。大規模な自然災害などが発生した際に連携して初動対応の強化を図り、市民の命と財産を守る。

 協定では、同法人が運営する医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)」に所属する医師や看護師、レスキュー隊員らのチームが、市内で大規模災害が発生した際に支援に当たる。

 航空機やヘリコプター、船など同法人が保有する輸送手段を活用し、

▽応急対策

▽避難所運営支援

▽各地域の被害状況を把握するための情報収集

▽被災者や医療関係者、救援物資の輸送

▽必要に応じた医師の派遣

などに取り組む。平常時には市の防災訓練にも協力する。

 この日は山北の市役所で締結式が行われ、大西代表理事に代わってARROWSのプロジェクトリーダー・稲葉基高医師(47)が来庁。光井聡市長と共に協定書に署名した。

 光井市長は「行政にも、市民らの自助、互助にも限界がある中、民間との連携をいかに進めていくかが重要だと痛感している。自分たちも何ができるかを考えながら連携を深めたい。そして市民らも各地で発生している災害、紛争を自分事として捉え、できることを考えていけるようにしたい」とあいさつ。

 稲葉医師は「結びつきのある津山と協定ができたことをうれしく思う。行政と一緒に災害が起きる前の準備や被災後の想定にも取り組み、それが津山市の皆さんのためになることを期待している」と話した。

 ARROWSは10日現在、国内42自治体と連携協定を結んでおり、岡山県内では倉敷、玉野、笠岡、総社、高梁市、美咲町と締結している。

協定書に署名する稲葉医師(右)と光井市長
協定書に署名する稲葉医師(右)と光井市長


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG