特別天然記念物の生息地で「はんざき祭り」花火が夜空を彩る/岡山・真庭市

祭事・神事・法要 通りを進む巨大なはんざきねぶた
通りを進む巨大なはんざきねぶた
         

 国の特別天然記念物・オオサンショウウオ「はんざき」が生息する岡山県真庭市にある湯原温泉で8日、「はんざき祭り」=同実行委主催=が3年ぶりに開かれた。はんざきをかたどった全長約10?のねぶたをはじめ、山車などが温泉街を練り歩き、夜を盛り上げた。

 第60回目の記念となる祭りを多くの地元住民や県内外から訪れた観光客が満喫した。「砂湯」近くの河川敷の会場では、住民らに引かれながら、山車「花子」「太郎」が到着。花がさと浴衣を身に着けた女性らが周りを囲み、総踊りを披露した。

 日が沈むと、ねぶたに明かりが灯り、和太鼓や獅子舞の先導で出店が並ぶ約1?の通りをゆっくりと進んだ。鮮やかなオレンジ、黄色に光る姿を写真に収める人もいた。最後は880発の花火が夜空を彩った。

 家族と親戚で楽しんでいた御船博さん(44)と息子の聡馬君(8)=同市蒜山=は「コロナ禍で大変な中、地域の人たちの努力で開催できたことをすばらしく思う」「ねぶたや山車の迫力がすごい。来ることができてよかった」と話していた。


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