妊娠や子育て、子どもの福祉、家庭の問題などに関する相談を一括して受け付ける「こども家庭センター」が岡山県津山市山北の市すこやか・こどもセンター1階に2日、開設された。母子保健、子どもの進学や発達、ヤングケアラー、児童虐待など、相談内容によって分かれていた窓口を一本化し、切れ目のない継続的な支援につなげる。
これまで多目的室として使用していた部屋を改修し、1日に開所。室内には相談窓口4席に加え、幼い子ども向けのおもちゃや絵本をそろえたキッズスペースも設けた。保健師や児童福祉司、助産師、保育士の資格を持つ職員をはじめ、児童相談員ら計12人が交代で業務に当たる。
さらに、センターの開設に合せて津山市は▽胎児の先天異常のリスクを低減が期待される栄養素・葉酸の摂取を増やす葉酸サプリメントの配布▽授乳やおむつ替えができる場所を無料で提供する施設を「赤ちゃんの駅」として登録し、ステッカーの提示や市ホームページでの紹介を通じて利用しやすくする▽子どもから大人まで全市民を対象に、365日24時間体制でNPO法人が悩み相談などを受け付ける匿名のチャット相談「いつでもどこでもSNS相談」―計三つの事業も始めた。
運営開始初日の2日には開所式が行われ、関係職員が出席。光井聡市長は「職員の皆さんを津山市の財産と思っている。妊娠や出産という大きな転機に、皆さんが一丸となって家庭を支え、幸せな方向に導くことで、『子どもの笑顔があふれるまち』になる。チーム津山として頑張っていこう」とあいさつした。
児島知子こども家庭センター所長は「子どもや家族の声にしっかりと耳を傾け、一緒に考え、相談者ごとに合ったサポートをしていく。ぜひ立ち寄ってほしい」と話した。

