懐かしのカラーリング復刻 「ノスタルジー」車両運行 鉄道ファンら満喫/岡山・津山市

経済・産業 スローライフ列車から降りる乗客たち=岡山県津山市、美作加茂駅で
スローライフ列車から降りる乗客たち=岡山県津山市、美作加茂駅で
         

 JR因美線の観光列車「みまさかスローライフ列車」が16、17の両日、JR津山駅―智頭駅間で運行され、県内外の鉄道ファンや家族連れらが新緑鮮やかな沿線風景や各駅での歓迎イベントを満喫した。

 列車は昭和30、40年代の懐かしい朱色とクリーム色のカラーリングを復刻した「ノスタルジー」車両の3両編成で、緑色のヘッドマークを付けて運行。初日の美作滝尾駅では、かつてロケが行われた映画「男はつらいよ」にちなみ、主人公・寅さんに扮(ふん)した市観光協会職員と地域住民がお出迎え。駅員室に駅ゆかりの品やかつて駅員が使用していた帽子や道具、帳面などを展示しており、下車した人たちが興味深そうに眺めていた。

 続く美作加茂駅では、地元住民が作る名物「かもうどん」を味わい、買い物を楽しんだ。駅員がタブレット(通票)を手渡す撮影会も人気を集めた。さらに美作河井駅では、手動転車台の見学、廃線の上を走る軌道自転車の運転体験、高野駅では昭和に使われていた家電や映画のポスター展などが行われ、乗客たちは停車時間を最大限活用して羽を伸ばした。

 念願かなって初乗車したという鉄道ファンの親子、東京都の小学4年生・梶井朝比君(9)と父親の宣行さん(48)は「列車の窓から見える田園風景をはじめ、古い駅舎など東京では見られない建物や景色を楽しんだ」「都会とは違ったのどかな雰囲気が良い。地元の人たちの心温まるおもてなしのおかげでゆったりと過ごせた」などと話していた。

軌道自転車の運転を楽しむ親子=美作河井駅で
軌道自転車の運転を楽しむ親子=美作河井駅で
展示されている駅員ゆかりの道具などを眺める乗客=美作滝尾駅で
展示されている駅員ゆかりの道具などを眺める乗客=美作滝尾駅で


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