真庭市役所勝山振興局は、地域住民らの健康づくりを応援する一環として屋内ウオーキングコース「かつせんウオーキング」を岡山県真庭市の勝山文化センター内に作った。天候を気にせずわずかな時間でできることから、気軽に活用してほしいと呼びかけている。
コースは同振興局事務所とカフェ・旬うららの間の廊下を出発点に1階と2階の各所に設けられた案内板を見ながら進む。階段を上り降りして各階を半周する約120メートルのAコースと1周する約210メートルのBコースを用意しており、所要時間は約1分半から2分半までが目安。約6.5~10キロカロリーを消費するとしている。無料で挑戦可能。
14日はオープニングイベントとして同センターで、日本ウオーキングインストラクター協会(本部・神奈川県)の会員・金谷恵都子さん(34)=岡山市=によるレッスンを実施した。午前と午後の2回の講義で計20人が参加。「目線を上にし、両膝を伸ばしたまま片足を前に出して床に着地させる」といったアドバイスに耳を傾け、姿勢を正しながら何度も歩き、体に負担をかけずに美しく歩く方法を身につけた。
前原なほえさん(52)=同市蒜山上長田=は「猫背もなおり、スムーズに歩けるようになった。不思議と気持ちも晴れやかに感じる」と話していた。最後は施設内の同コースを歩いてその効果を体感してした。
勝山地域を中心に市民らの健康促進に取り組む団体・笑顔がすてき健康勝山21実行委の藤山美津子会長(58)は「健康寿命の延伸には有酸素運動が重要。日々の運動習慣に取り入れていただければ」と語っている。
