「花の山寺」として知られる岡山県真庭市田原山上の普門寺とその周辺でアジサイが見ごろを迎え、深緑に映える濃淡鮮やかな大輪が訪れた人たちの目を楽しませている。徐々に色付いている花もあり、ピークは20日前後と見られる。
標高約400㍍の山間部・上田地域の活性化を目指して約30年前に住民ら有志が協力して1人1本ずつ植えたのが始まりで、現在は境内と周辺に約30種類約3000株を植栽。白や薄紫色など色とりどりの花の中でも強い酸性の土壌で育ったアジサイは、「普門寺ブルー」と称されるほどの深い青さで訪れた人たちを魅了している。同寺によると今年は例年より1週間ほど遅く色付き始めており、6月末まで楽しめるとしている。
以前この場所を訪れて気に入り、再度来たという倉敷市の渡邊桃香さん(90)と夫の碩和さん(81)は「花の美しさに加えて深い山間の豊かな自然と落ち着いた雰囲気がとても良い。県北に来ないと味わえない趣を感じる」と話していた。
28日までは、同所で上田むらおこしの会・普門寺が主催する恒例の「あじさい祭り」が開かれており、期間中、1日10枚限定の「紫陽花の刺繍(ししゅう)御朱印」をはじめとする特別御朱印や限定お守りを頒布する他、市内外の各団体や飲食店が日替わりで出店。さらにヨーヨー釣り、射的といったゲームが楽しめる縁日(20、21日)、真庭市の写真家・青木宏允さんの展示会や撮影会(21日)といった催しも開催する。時間は午前10時~午後3時。同寺の和田義海住職(49)は「涼しげで清らかな色合いのアジサイを見て澄んだ気持ちになってもらえたら」とPRしている。
問い合わせは、上田むらおこしの会・普門寺(TEL:0867ー52ー0739)。
