第40回「津山市民平和祭」(同実行委主催)のオープニングセレモニーが3日、岡山県津山市山北の市役所市民ロビーで行われた。会場では「平和のための戦争パネル展」が始まり、来庁者らが戦争の悲惨さや平和の尊さに思いを巡らせている。
今年のテーマは「核兵器廃絶の運動を次世代と共に」。セレモニーでは、県美作被爆二世の会の会長で、同実行委の木原賢一実行委員長(71)が「戦後81年がたった。悲惨な記憶を風化させないためにも、皆さんと共に次世代に語り継いでいきたい」。光井聡市長は「戦争と平和について考えるきっかけにしていただきたい」とあいさつ。続いて、木原委員長、光井市長らがテープカットを行った。
戦争パネル展では、「原爆と人間展」と題した、原爆投下直後の様子を絵や写真、解説文で伝えるパネルの他、市内で電気店を営む傍ら、画家として活動した牧野俊介さんの絵の複製を展示している。牧野さんは原爆投下翌日に広島入りして被爆者の救護に当たり、当時目にした光景を後年、短い説明文と共に描いた。
さらに、武運長久を願って作られた千人針、旧陸海軍の軍帽や軍服など、遺品や資料計約80点が並び、来庁者は一つ一つにじっくりと見入り、戦争や原爆の悲惨さと、命や平和の尊さについて考えていた。
同平和祭は11月8日まで。パネル展は同所で7日まで開かれ、8、9の両日は新魚町のアルネ・津山4階、市立図書館前ホールに会場を移す。この他、8日午後1時半から、大田のグリーンヒルズ津山リージョンセンターで夏休み平和映画会があり、「おかあさんの被爆ピアノ」を上映する。また、親子平和バスツアーが22日にある。
さらに、9月15、17、18日には、市内の高校生と実行委による対談番組をエフエムつやまで放送する。11月8日には第40回記念企画「被爆体験者・家族伝承者が語る『核兵器廃絶の願いを聴く集い』」を市総合福祉会館で開く。
