温泉街ではんざきがお出迎え かけ流しの足湯でリラックス 3か所すべて無料/岡山・真庭市

特集 「ゆばら湯っ足り広場」の足湯でくつろぐ家族連れ
「ゆばら湯っ足り広場」の足湯でくつろぐ家族連れ
         

 岡山県真庭市にある湯原地域の温泉街では、 まちのシンボルの特別天然記念物・オオサンショウウオ 「はんざき」 をモチーフにした施設やオブジェが点在し、 若い女性ファンや家族連れを中心に人気を集めている。 このうち源泉かけ流しの足湯3カ所を紹介する。


 鼓橋のそばにある湯 「手湯・足湯」 は、 赤い提灯を提げた屋根が目印。 ゆったりと座りながら手足を同時に温めることができるため、 高い温浴効果が期待できる。 愛らしいはんざきの石像が持つヒョウタンから湯が沸き出ており、 いすの中央には松岡徹さん =愛知県岡崎市= の彫刻 「はんざきさん湯冷め姿2号」 がタオルを腰に巻いてどっしりと鎮座している。


 ここから少し南下し、 河川敷へ降りると昨年10月にリニューアルした色とりどりのタイルでできた 「はんざき足湯」 が。 浴槽は丸みのあるはんざきの形になっていて、 背中に座って、 口から湯が流れ出る仕組み。 マス釣りを楽しむ愛好家や周辺に生息する鳥を背にゆったりとくつろげる。 周辺にはオープンしたばかりのワッフルやカヌレ専門店もあり、 週末にはテークアウトをして足湯を訪れる人々も多いそう。

 さらに南に進み、 湯原大橋を渡ると 「ゆばら湯っ足り広場」 が見える。 全長約26メートルで、 最大50人ほどが利用できる。 山々に抱かれ、 清流のせせらぎを聴きながらほっこりとした気分が味わえる。 こちらも湯冷め姿の 「はんざきさん」 が足湯の片すみにおり、 広場内の芝生には同市在住のデザイナー・小河原さくらさんが考案した 「ぱっくんはんざき」 のモニュメントも期間限定 (8月末まで) で設置している。

 湯原観光情報センターでは 「5月は新緑が美しい季節。 周辺スポットを巡りながら美肌の湯で癒やされてほしい」 と話している。

 3カ所全て無料で、 利用時間は午前7時~午後9時。 河川敷に駐車できるほか、 ゆばら湯っ足り広場にも併設している。

手足を温めながらくつろげる「手湯・足湯」
手足を温めながらくつろげる「手湯・足湯」
どっしりと鎮座する湯冷え姿の"はんざきさん"
どっしりと鎮座する湯冷え姿の”はんざきさん”
浴槽がはんざきの形になっている「はんざき足湯」
浴槽がはんざきの形になっている「はんざき足湯」

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