「~山とつながる1日~新庄村毛無山山まつり」が11日、岡山県新庄村田浪の田浪園地で初めて開かれ、多くの家族連れらが避暑気分を味わいながら、さまざまな催しを楽しんだ。
これまでは1年間の山の安全を祈願する法要を中心とした祭りを、5月の山開きに合わせて実施していた。今年は法要と催しを分け、催しは8月11日の「山の日」に合わせて村と村森林セラピー協議会が共催した。
国立公園指定90周年を迎えた大山隠岐国立公園内にある同所では、さわやかな風が吹き抜ける過ごしやすい天候の中、参加者が同協議会員らを講師にさまざまな体験に挑戦。心身を癒やす森林セラピーの他、セラピーロードの整備を兼ね、昔ながらの技を使って森林を整備する様子を見学するなど、山の魅力を存分に味わった。
スプーン作りでは、サクラ、カエデ、ヒノキなど8種類の木材から好みのものを選び、小刀を使って少しずつ手になじむように形を整えた。草木染めでは、特定外来生物に指定されているオオキンケイギクの花を染液の材料として使用。約50センチのさらしにビー玉を包んだり、適度に折って割り箸を当てたりして輪ゴムできつく縛った後、染液につけてオリジナル作品に仕上げた。
スプーン作りに参加した池田洋文さん(42)は「普段とは違う景色の中で夢中になって削り進め、五感を使って楽しめた」。草木染めを体験した新庄中3年の上田心愛さん(15)と同2年の芹花さん(13)姉妹は「輪ゴムをきつく縛るのが大変だった。きれいに染まるかどうか楽しみ」と話していた。
この他、グリーンエクササイズや七輪を使った炭火焼き、絵本の読み聞かせなどの体験コーナーを設置。地元農家が育てた村内産野菜の販売もあり、来場者が思い思いに山での一日を楽しんでいた。

