岡山県津山市の安岡町町内会は、県重要文化財のだんじり「安岡町鳳龍臺」の古くなり破れや汚れが目立つようになった下部を覆う「鯨幕」を新調。19日、同町内会館で住民らに新たな幕を披露した。
新しい幕は2枚で、それぞれ縦約1・4メートル、横約8メートル。1975年に現在の形になって以降、紅白幕を用いていたが、デザインを一新。引き手が身に着けていた浴衣とそろえ、白地に紺色で中央部に町の紋である「叶(かのう)紋」を、右に竜、左に鳳凰(ほうおう)を配置した。制作費の一部に津山まつり実行委員会から助成を受けた。
この日開かれたお披露目会では、廣本慎太郎町内会長(64)が「昨年から幕の老朽化により新調を考えていたが、助成金を受けられると分かり、思い切って新しくしようと思った」とあいさつ。だんじりを管理する町青年団の山形昌平団長(48)は「来年出る時には新しくなった幕を付けた姿を津山の皆さんに見ていただける」と話した。
徳守祭だんじり若頭會の池田康政会長(54)は「幕新調おめでとうございます。約170年の歴史あるだんじりに新たな歴史が加わった。これからも一緒に祭りを楽しみましょう」と呼びかけた。