こども写生大会(円通寺密教婦人会主催)が23日、岡山県鏡野町寺和田の同寺で開かれ、町内外の子どもたちが思い思いの題材を描き、夏の思い出を作った。
子どもたちに寺に親しんでもらおうと、約50年前から続く恒例行事。元美術教師で画家の山形楽さんが講師を務めた。
子どもたちは境内を歩きながら、修復作業が進む築270年の本堂や、3年前に枯れ、今秋に伐採が予定されている樹齢約300年のアカマツなどから題材を選び、じっくりと観察。山形さんから下描きや色の塗り方などのアドバイスを受けながら、数時間かけて作品を完成させた。本堂は耐震性や耐久性の向上を図るため修復中で、現在の姿を描けるのは今回が最後となる。
香々美小6年の大林美結さん(11)は「難しそうで今まで挑戦していなかったけど、松の木がなくなると聞いたので、頑張って描いている。枝の分かれ目が特に難しい」と話していた。
「百万遍数珠まわしは」これまで7月に行っていたが、昨年から写生大会に合わせて開催している。この日は、長さ約16.5メートルの大数珠を仮本堂前の客殿に広げ、片山弘純住職が同寺の本尊・千手千眼観世音菩薩の真言を唱える中、檀家や子どもら約30人が時計回りに数珠を回した。大きな親玉が手元に来ると、それぞれ願いを込めた。
昼食にはカレーライスやスイカも振る舞われ、参加者が舌鼓を打った。
