テーマは「はんざき」? オオサンショウウオをアートで表現 温泉街で個性豊かな企画展/岡山・真庭市

芸術 会場に並んだ中高生や芸術家たちの作品
会場に並んだ中高生や芸術家たちの作品=岡山県真庭市で
         

 岡山県真庭市湯原温泉の「露天風呂の日」(26日)に合わせたアート企画展「芸術家たちの露天風呂 YouGo!!」が24日、同市豊栄のはんざきセンター前で始まった。県内外のアーティスト6人と中高生たちの意欲作が観光客の目を楽しませている。26日まで。

 湯原地域の観光資源・温泉とシンボルとなっている特別天然記念物・オオサンショウウオ。体が半分にさけても生きるたくましさが伝えられてきたことから、同地域では「はんざき」と呼ばれている。今回は、その「はんざき」を通じて街の活性化につなげようと、「アートスペース天ノ屋」が企画した。

 24日、会場には「はんざき」をテーマにした個性豊かなオブジェ7点が並んだ。同市勝山のオルタナティブスクールの生徒4人による全長約130センチの力作は、鮮やかな色合いと体から温泉が湧き出すといったユニークな発想が光る。一方でイラストレーター、布作家らプロは神奈川県の彫刻家・小泉恵一さんが制作した土台に、装飾を施したり、色をぬったりしてそれぞれの持ち味を生かした作品を発表している。

 アートスペース天ノ屋代表・廣山宏樹さん(38)は「アートで湯原の良さを伝えたい。作品を観賞した後は、ぜひ周辺の施設に立ち寄り、観光を楽しんでもらえたら」と話している。

 25日夕方以降は湯原国際観光ホテル「菊之湯」、26日午後から「射的場ドラゴン」に場所を移して開催する。


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