鏡野町営施設 国民宿舎いつき 閉館

経済・産業
         

 鏡野町営施設「国民宿舎いつき」が11月29日に施設の老朽化で26年の歴史に幕を閉じる。残すところ1カ月余りの営業となり、宿泊客が思い出に浸りながら別れを惜しんでいる。
 前身の国民宿舎「白雲閣」の大規模改修後、1996年8月にオープン。鉄筋三階建てで、レストランや売店、二十五㍍プール、音楽ホール、天然温泉などを完備しており、恩原高原スキー場や県立森林公園などの利用客でにぎわった。近年は、学生の団体、トレッキングや紅葉を楽しむ行楽客が宿泊していた。
 市内の40代会社員男性は「落ち着いた雰囲気で食事もおいしく、何度も癒やされた。思い出の建物が無くなるのは残念」と話していた。
 現在、閉館までほぼ満室で、片田和美支配人は「県外から宿泊する家族連れも多く、閉館を知り思い出に浸っているお客様の姿が印象的。上斎原産の新米やヤマメを使った料理と温泉を楽しんでいただき、最後までゆったりと過ごしてほしい」と話している。

閉館する国民宿舎いつき


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