美作大学(岡山県津山市北園町)で7日、津山信用金庫による「大学生のための金融リテラシー講座」が行われ、1年生約180人が金銭にまつわるトラブルや犯罪から身を守るための正しい知識を学んだ。
夏休みを前に毎年実施している産学連携事業の一環で、同信用金庫のお客様応援本部・小賀義之本部長が講師を務めた。
小賀本部長は、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことにふれ、18歳になると親の同意を得ずにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりできるようになると説明。その上で「お金を借りるというのは将来の収入の先取りと同じ。安易に利用しすぎると多重債務者になる」と注意を促した。
金融機関などからの借り入れや返済状況などは個人信用情報機関に登録され、返済が遅れたり滞ったりすると、今後の借り入れが困難になる場合があることを説明。さらに、貸金業の登録をせずに営業する違法な金融業者「ヤミ金融」の危険性についてもふれた。携帯電話端末の分割払いなども信用情報に関わるとして、支払いを滞らせないことや、お金の管理、貯蓄の大切さについて語った。
この他、SNSを通じた個人間融資の誘いや架空請求といった詐欺、無料や格安をうたって誘い込み、不当な契約を結ばせる手口など、身近に潜むトラブルについても紹介。「自分は絶対にだまされないと言う人ほど、意外とだまされてしまうことが多い」と指摘した。
「知らない人にお金を渡したり、送ったりしないようにし、不審な電話を受けたら家族に相談し、怪しいと思ったら警察に連絡するなど用心してほしい」と呼びかけ、相談機関の連絡先などをスクリーンに提示。学生たちは静かに耳を傾けていた。