ガソリンスタンド存続を 過疎計画の事業追加要望 「距離遠く困る人が出る」/岡山・津山市

行政・公共 谷口市長に要望書を提出する小椋支部長
谷口市長に要望書を提出する小椋支部長
         

 合同会社あば村が運営する岡山県津山市の阿波地域唯一のガソリンスタンドの地下タンクの改修が課題になっているとして、市連合町内会阿波支部は12日、国の補助が有利に受けられるよう市過疎計画に事業追加を求める要望書を谷口圭三市長に提出した。

 2013年にJAのガソリンスタンドが撤退することになり、住民出資のあば村を立ち上げて存続。17年に漏洩防止対策として、市の支援を受けて油面計を設置したが、10年間の限定的な対応のため、今後の改修が課題になっている。

 地域での協議で資源エネルギー庁の事業の活用を検討。市町村の「過疎地域持続的発展計画」に、「石油製品の安定供給の維持・確保」が位置付けられた地域の場合、補助率が3分の2から4分の3に引き上げられるため、要望書は市に事業追加を求めている。

 津山市役所を小椋道典支部長らが訪問。「スタンドがなくなれば一番近い所まで23キロの距離があり、高齢者にとって負担。灯油配達も困る人が出る」との訴えに、市長は「しっかり検討して、みなさんに結果を話したい」と述べた。


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