ダウン症のピアニスト・川嶋絢さん(岡山県津山市志戸部)が35歳を迎えたのを記念した「Aya’sサンクスコンサート」が11日、奈義町豊沢の町文化センターで開かれた。長年交流のある2人のピアニストも出演し、3人が奏でる多彩な名曲が来場者約250人を楽しませた。
誕生日を迎えるごとに、日ごろ応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを込めて開催する恒例のコンサート。
6回目の今回は、ダウン症と右手に先天性の欠損症がありながらも大好きなピアノに励み、2021年の「東京2020パラリンピック」で聖火ランナーも務めるなどした鈴木凜太朗さん(35)=兵庫県伊丹市=と、自閉症と診断されるも幼少期からピアノに親しみ、国際大会で金賞を受賞。不安症、パニック障害などから体が思うように動かなくなる苦しい時期を乗り越え、現在は地元のテレビにも出演するなど目覚ましい活躍を見せる「Kohya Suechika」こと、末近功也さん(27)=同神戸市=も参加。
3人は、ドボルザーク作曲の「ユーモレスク」、日本のフォークデュオ・ゆずの「栄光の架橋」、フィギュアスケートでもおなじみの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」など、クラシックからポピュラー音楽まで、それぞれ思い入れのある楽曲計14曲を演奏。最後は川嶋さんと末近さんの連弾で、鈴木さんが手話を使って歌う災害復興支援ソング「花は咲く」を披露し、会場を盛り上げた。
同演奏会には、奈義町の児童発達支援・放課後等デイサービス「湧気自然塾」の利用者の絵や工作なども展示され、訪れた人たちの目を楽しませた。
