多額の現金を取り扱う6月のボーナス支給時期に合わせて美咲町打穴中の美咲署で23日、同署管内金融機関防犯協力会(会長・矢山文昭亀甲郵便局長)の本年度定例総会が開かれ関係者たちは、強盗や特殊詐欺などの犯罪防止対策を申し合わせた。
管内の銀行、信用金庫、郵便局など計23店の加盟金融機関の支店長や局長、美咲署員ら約20人が出席し、矢山会長が「警察と連携した被害防止対策強化に加え、日ごろから高い警戒心と緊張感を持ち、防犯設備の拡充や職員への教育といった自主的な防犯活動の強化にも取り組んでいってほしい」とあいさつ。
続いて石井洋二署長が現在、特殊詐欺被害の増加が深刻な状況であることを話し、「最後の砦(とりで)である皆さんに引き続き窓口やATMを利用する人への積極的な声かけや確認、警察へのホットライン通報をお願いしたい」と協力を呼びかけた。
県内では昨年の特殊詐欺被害が345件で被害額は15億1900万円。SNS型投資詐欺が108件で同約13億4580万円。ロマンス詐欺86件で同約7億2580万円。今年は特殊詐欺、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺を合わせて、4月末の時点で179件計約15億7400万円の被害が出ており、昨年を上回る状況になりつつある。
このうち同署管内では昨年は特殊詐欺1件被害額2万5000円、ロマンス詐欺1件で同約2440万円。今年4月末まででは、4件計約2170万円の被害が発生しており、同じく増加傾向にあるという。