空手の国際大会で活躍した日本代表の元選手や現役選手らが指導する全日本空手道連盟(JKF)主催の「JKFナショナルチームキャラバンin津山」が4日、岡山県津山市中北下の久米総合文化運動公園体育館で開かれ、子どもたちがトップ選手らから技や心構えを学んだ。
地域活性化を目的に、各地域のスポンサーと一体となって展開する事業で、県内での開催は初めて。憧れや目標とする選手から直接指導を受けられるとあって、岡山県内をはじめ中国・四国、近畿地方から小学1年生~高校3年生の計131人が参加した。
この日のコーチ陣は、形を2012年世界選手権女子形で金メダルに輝いた宇佐美里香元選手が指導。組手は、2020年東京五輪男子組手75キロ超級銅メダリストの荒賀龍太郎元選手と、第1回空手ワールドカップ世界国別選手権大会の団体組手、第51回全日本空手道選手権大会の個人組手でそれぞれ優勝した永井カンナ選手が指導した。体のバランスを保ち、技の威力を高めるための基礎から、技術を向上させるポイントまでを教えた。
子どもたちはコーチの言葉に耳を傾け、動きを一つ一つ確認しながら繰り返し練習した。宇佐美元選手の指導を受けた津山中学校1年の永田琥太朗君(12)=日本空手協会津山支部所属=は「とても勉強になり、充実した一日だった。普段とは比にならないくらい形が体に染み込んだように感じる。これからも鍛錬に励んで、世界チャンピオンと同じくらい上手になりたい」と話した。
荒賀元選手(35)=京都府=は「参加した子どもたちは積極的に学ぼうとする姿勢と、教わった内容を吸収する力があり、素晴らしく感じた。将来、日本を背負って活躍する子どもが現れるのを楽しみにしている。トップアスリートたちを身近に感じて憧れや夢を持ち、それに向かって頑張っていく力を伸ばしていってほしい」と語った。
今回の企画は、次世代の育成を目指してJKFナショナルチームキャラバンin津山実行委員会(会長・山本英雄師範)が誘致し、実現した。
