小学生が描いた「作州民芸館」が最高賞 地元の宝物を絵に 281点集まる/岡山・津山市

教育・保育・学校 日本ユネスコ協会連盟会長賞を受賞した谷本さんと、作州民芸館を描いた作品=岡山県津山市で
日本ユネスコ協会連盟会長賞を受賞した谷本さんと、作州民芸館を描いた作品=岡山県津山市で
         

 今年で10周年を迎えた「わたしの町のたからもの」絵画展の表彰式が24日、岡山県津山市沼のくらや総本舗2階アートホールで開かれ、地域の建物や風景などを描いた作品の中から特別賞と優秀賞に選ばれた小中学生計27人が表彰を受けた。

 地域への愛着を育み、将来の地域社会を支える人材を育成しようと、津山ユネスコ協会と市教委が毎年共催。小学4年生から中学3年生までを対象に、「地元の宝」と思う町並みや歴史的建造物、自然、祭り、文化などをテーマに作品を募集した。今年は計281点の応募があり、最高賞の日本ユネスコ協会連盟会長賞には、林田小6年の谷本彌子さん(11)が描いた「作州民芸館」が選ばれた。

 谷本さんの作品は、岡山県内で活躍した建築技師・江川三郎八が手がけた擬洋風建築の作州民芸館を題材にしたもの。明治時代の面影を残す建物の外観や装飾を細かく描き、立体感のある構図にも工夫を凝らした。夏休み前から制作に取り組み、長い時間をかけて完成させたという。

 表彰式には受賞者や保護者、関係者らが出席。賞状を受け取った谷本さんは「古い建物でありながら、きれいな状態で残っていることがすごい。地元の人たちが大切にしていることが感じられた。描くのは難しくて大変だったけど、賞がもらえてうれしい。津山市には魅力的な場所がたくさんあるので、今後も自分なりに伝えていきたい」と喜んだ。

 今回は10周年を記念し、例年の特別賞4点に加えて「10周年特別賞」5点を選出。受賞者に賞状と記念品を贈った。

 最後に津山ユネスコ協会の鈴木昌徳会長(日本ユネスコ協会連盟理事)が「年々応募が増えており、どの作品からも『自分たちの目で見た津山の良さを伝えたい』という気持ちが伝わってくる。素晴らしさと面白い視点を感じられる」と総評した。

 同ホールでは27日まで、全応募作品を展示している。

 谷本さんを除く特別賞受賞者は次の通り。(敬称略、かっこ内は学年)

 ▽津山市長賞=服部珠和(勝北中1)▽津山市教育長賞=園山釆奈(成名小5)▽津山ユネスコ協会長賞=園山栞奈(津山東中3)▽10周年特別賞=中塚諒玖(津山東中2)、石田怜奈(中道中3)、村松由梨(鶴山中3)、森安円佳(津山中2)、北川史栞(東小4)

表彰式で記念品を受け取る受賞者
表彰式で記念品を受け取る受賞者


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