勝央北小学校(岡山県勝央町植月中)伝統の「角力(すもう)大会」が2日、同校近くにある全国で唯一現存する正方形の「角土俵」で開かれ、保護者らが見守る中、全校児童191人が熱戦を繰り広げた。
植月、吉野、古吉野の3小学校が統合して以降、今年で19回目を迎える恒例行事。大会に合わせ、授業でしこの踏み方やまわしの締め方、ルールなどを教わった子どもたちは、例年通り学年ごとに紅組と白組に分かれ、力と技を競い合った。
相手に押されながらも土俵際で踏みとどまったり、投げ技で白星を挙げたりする児童の姿に、観客から声援と大きな拍手が送られた。
相撲が好きだという6年生の水島康貴君(12)は「練習で勝ったことが自信につながり、きょうも勝つことができた。迫力のある力比べができる相撲に魅力を感じていて、この学校でしかできない特別な体験を6年間通してできたことはとてもうれしい。中学生になっても取組ができたら」と話した。
同地区では「角力」と書いて「すもう」と読む。約4メートル四方の土俵は、1512年ごろの日吉神社の移築に伴い、一族の士気を高めるために造られたともいわれる。江戸、明治期に盛んに行われていた大会は戦禍でいったん中断したものの、1967年に復活し、現在まで続いている。
2027年開催の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の連携事業に認定されており、来年は同校創立20周年を記念し、芸術祭と合わせて実施する予定。
