国の特別天然記念物・オオサンショウウオ「はんざき」が生息する岡山県真庭市湯原温泉で8日、「はんざき祭り」(同実行委主催)が開かれた。はんざきをかたどった全長約10メートルのねぶたや山車などが温泉街を練り歩き、夜の街を盛り上げた。
祭礼に続いてイベントが始まり、湯原振興局から大はんざき像を載せた山車「太郎」「花子」が、砂湯に近い河川敷のイベント会場に向けて出発。2台の間では、花笠をかぶった女性や浴衣姿の男性らでつくる「踊り連」をはじめ、地域住民ら約100人が「はんざき囃子(ばやし)」の歌に合わせて軽快な踊りを披露しながら温泉街を進んだ。会場に到着すると、参加者と来場者が山車を囲んで総踊りを繰り広げた。
日が沈むと、和太鼓の演奏と共に、はんざきの顔をかたどった「獅子舞」を先頭に、明かりをともしたねぶたが登場。獅子舞が見事な跳躍を披露して観客を沸かせ、色鮮やかな巨大ねぶたとの競演を大勢が楽しんだ。
会場では、湯原温泉お笑い芸人番頭の江西おきよしさんと、B’zものまね芸人のハロー植田さんによるコンビ「ザ・ピーチ」が司会を務め、さまざまな催しを展開。今回は開催日が「令和8年8月8日」と「8」が三つ並ぶことにちなみ、計8万8800円分の、湯原温泉街の加盟店で使える商品券「湯原温泉利用券」が当たる抽選会も行われた。当選した2人にそれぞれ4万4400円分が贈られた。
見事商品券を手にした倉敷市の会社員・林康恵さん(54)は「当たるはずがないと思っていたからびっくり。はんざきの保護活動に募金したことで恵まれたのかもしれない。きょうはさまざまな催しを満喫できて楽しかった。また湯原に来て、この券を使おうと思う」と笑顔で話した。


