真庭高校経営ビジネス科の3年生が運営する高校生カフェ「ma・chi・e(マチエ)」が12日、岡山県真庭市下方の同店で本年度の営業を始め、生徒たちの手料理を味わう地域住民らでにぎわっている。6月の他に9月から1月まで10回程度オープンする予定。
実際に飲食店を経営することで、その大変さやノウハウをじかに学ぼうと空き店舗の建物を借りて始め、今年で3年目を迎える。メニューは店内の製麺機で作った自家製麺が自慢のラーメンやうどんをはじめ、親子丼、ホットサンド、プリンなど30品。9人が手分けして調理や配膳、接客、会計に取り組んでいる。
初日はオープン前から情報を聞き付けた地域住民らが店の前にずらり。準備を整えた生徒たちは午前11時半に待ちわびた客を迎え、やや緊張しながらも笑顔で注文を受けていた。一方、厨房では次々と入る注文に多忙を極めながらも連携して対応。
この日は、みそラーメンやきつねうどん、ソースカツ丼、セットメニューなどが人気で、食事を堪能した客からは「塩加減がちょうど良かった」「お肉が柔らかい」と声が上がった他、手作りのパンも好評だった。真庭市落合垂水の今石寛二さん(88)は「一筋縄ではいかない商売に高校生が頑張って取り組む姿が素晴らしい。近所で友人たちと集まり、食事を楽しむ店が少ない中、開いてくれてありがたい」と感心した様子だった。
店長を務める光本汐織さん(17)は「反省点もある中でお客さまからありがとうと言ってもらえてうれしい。今回の失敗を改善して次に臨みたい」。藤田直人教諭は「訪れた人に喜んでもらえるように臨機応変に対応していく力、さまざまな年代の方々とコミュニケーションを取れる力をこの授業で養ってもらえたら」と話していた。
次回は19日午前11時半~午後3時半に開く予定。

