第65回県高校総体剣道大会兼第73回全国高校剣道大会県予選会の男子個人戦に、津山高校(岡山県津山市椿高下)から出場した江川雄大さん(普通科3年、北房中学校出身)が見事優勝。同校としては50年ぶりの栄冠で、準優勝までに与えられる全国高校総体(インターハイ)の出場権を32年ぶりに獲得した。
82人が出場しトーナメント戦で、「持てる力全てを出し切る」と自分自身に言い聞かせて臨んだ江川さんは2回戦から出場。3回戦では大会屈指の注目選手を相手に2本連取して勢いに乗った。準決勝では、互いに一歩も譲らず、延長で一度分かれて仕切り直しになった直後にメンを打ち込み、勝負を決めた。1本勝ちを収めた決勝までの6試合で相手に1本も許さなかった。
小学1年生の頃に兄の影響から竹刀を握り、これまで大きな大会での優勝経験はなく、決して目立つ選手ではなかった。高校1年の時、アドバイスを受けて中段から上段へと構えを変えるなど、ひたむきに稽古を重ねてきた成果がようやく一つの実を結んだ。顧問の橋本紘樹教諭(38)は「上段から繰り出すスピードや技の切れは他の選手と遜色ない。実力さえ出し切れば、ある程度の成績は残せると言い続けていたが、その意味がようやく自覚できたのでは」と話す。
「早起き、稽古、勉強と日々の規則正しい生活が剣道に生きてくる。しっかりと自分に自信をつけて、代表に選ばれたからには岡山県、津山市の名前を全国に広めたい」。同校からまだ見ぬベスト4への壁を打ち破るべくさらなる鍛錬を誓い、8月6、7日に奈良県奈良市で開かれるインターハイに挑戦する。
また、県予選では同校の本多舞さん(普通科2年)が女子個人で3位入賞を果たしている。
