日本の女子サッカーをけん引し、世界の舞台でも活躍した岡山湯郷ベルの元GK・福元美穂さん(42)の講演会が19日、岡山県津山市昭和町の美作グループ本社で開かれた。今年7月末に惜しまれながら現役を引退した福元さんが、現役時代を振り返りながら、自身の信念や目標として取り組んできたことを語り、女性社員ら17人が熱心に耳を傾けた。
女性スタッフのスキル向上やリーダーシップの発揮を図り、同社の経営方針である「チーム一体感」「来店客との信頼関係の構築」「提案力の強化」を推進しようと始まった「女性活躍コンテスト」の一環で初開催。福元さんと髙橋寿輝ゼネラルマネージャー(GM)が「リーダーとしての自覚と行動」をテーマに、対話形式でトークを進めた。
輝かしいキャリアを通じてチームに貢献してきた福元さんだが、若い頃は先輩から注意を受けることもあり、最初からリーダーシップを発揮できていたわけではないと打ち明けた。勇気を出して積極的にチームへ声を掛け、誰よりも高い意識を持って練習や試合に取り組むことで、自身に変化が訪れたと振り返った。
続いて髙橋GMがチームのリーダーとしての心構えについて質問。福元さんは「選手それぞれに個性や違いがあり、お互いに合わせる努力は必要だが、相手に求めるのではなく、まずは自分から行動するよう心掛けた。状況を見ながら、考えるだけ、思うだけ、誰かに任せるのではなく、チームや会社のために自ら行動に移せる人がリーダーだと思う」と強調した。
その上で「頑張り方は人それぞれ。会社としての大きな目標を明確に定め、そこから逸れずにいれば大丈夫。自身の思い描くように行動してほしい」とエールを送り、最後は女性社員からの質問に丁寧に答えた。
オートバックス浜田店のフロアリーダー・竹本一葉さん(32)は「上に立つ人の凛とした姿を感じ、とてもかっこよかった。目標達成に向けて全員の考えを一つにするのではなく、一人一人の個性や意見を尊重する姿勢に感銘を受けた。自分らしいリーダー像を思い描いて頑張っていきたい」と話していた。
