岡山県津山市神戸の作楽神社で3日、「菖蒲(あやめ)を愛(め)でる会」(同神社崇敬会主催)が始まり、境内の広場では新緑に映える涼しげな青紫のアヤメが咲き誇り、参拝者たちが愛でながら撮影などを楽しんでいる。10日まで。
6日までは、市内外の文化団体による歌や踊り、子どもたちが喜ぶ催しなどが行われている。このうち4日は、神楽殿の前で同神社の祭神・後醍醐天皇とその忠臣・児島高徳の故事にちなんだ謡曲をはじめ、詩吟、琴や尺八の演奏など日本の伝統芸能にふれるイベントを実施。市内で音楽活動に励む藤島大輔さん(43)=瓜生原=の歌声に合わせて津山情緒保存会が踊りを披露し、日本舞踊の藤間藤由哉さん(一宮)と若柳吉清恵さん(沼)が力強く華やかな舞で会場を盛り上げた。
友人に誘われて来たという伊澤和子さん(81)=二宮=は「素晴らしい演奏や踊りを見ることができて良かった。特に尺八が気に入った」。佐野伸子さん(77)=同=は「作楽神社は児島高徳伝説をはじめ、とても深い歴史がある貴重なスポット。イベントをきっかけに知る人が増え、にぎわったらうれしい」と話した。
祭り期間中は、アヤメの美しい咲き姿を楽しむことができるという。竹内佑宜同崇敬会長(78)は「多くの方に来ていただきありがたく思う。これを機に神社と津山の歴史に興味を持ってもらえたら」とPRしている。

