西苫田支部自主防災・防犯会連絡協議会の第9回「西苫田地区防災訓練」が27日、岡山県津山市小原の西苫田公民館で開かれ、自衛官による講話を通じて地区住民たちが有事に備えた心構えと準備について学んだ。
陸上自衛隊日本原駐屯地中部方面特科連隊第3大隊第8中隊・廣長孝晃中隊長が講師を務め、災害派遣現場での活動とその経験から得た教訓などを語り、住民たちにとっても大切な普段の行い、行動を紹介。地区内の15町内の住民約250人が参加した。
初めに同協議会・髙山康晴会長が「講話の内容を決して『対岸の火事』とは思わず、自身が住む地域に当てはめて考えていこう」とあいさつ。東日本大震災における自衛隊の救助、支援活動の様子を収めた映像を見た後、廣長中隊長は2018年9月6日に北海道で発生した「胆振東部地震」での救助活動について話した。
同地震の規模はマグニチュード6.7、震度7を観測。午前3時7分ごろの発生で山間部では土砂崩れが多発し、厚真町では多数の犠牲者が出るなど甚大な被害をもたらした。
この時、エリア全域におよぶ大規模停電(ブラックアウト)も起こり、暗闇の中で救助は困難を極める事態に。その中で、車両が通れない道を避けて被災地に向かい、要救助者を探すには近隣住民の協力と連携が大変重要になったことを述べ、「普段から自分たちが住んでいる地域の道(道路網)や地形を知り、どの場所に人が住んでいるのかを把握していることが重要」と強調した。
最後に備えに対して、備蓄品の確認の他にも家族の間での「防災会議」を提唱。「住んでいる地域だけでなく、自宅の中でも危険箇所や安全な場所を確認して共有し、生かしてほしい。被災した時は連携が取れるように普段から家族や近隣住民たちとのコミュニケーションも大切に」と呼びかけた。
