横野和紙が幻想的な光に 親子らがランプ作り 12月には「津山まなびの鉄道館」を彩る/岡山・津山市

経済・産業 横野和紙でランプシェード作りに取り組む参加者=岡山県津山市で
横野和紙でランプシェード作りに取り組む参加者=岡山県津山市で
         

 12月に「津山まなびの鉄道館」で開催されるライトアップイベントで使用するランプシェードの制作ワークショップが7~9日、岡山県津山市大谷の同館で開かれ、家族連れや大人たちが、県の伝統的工芸品「横野和紙」を使ったものづくりの魅力にふれた。

 イベントは、県の「文化芸術の力を活用した地域のにぎわい創出事業」の一環として実施される、市の伝統工芸と鉄道遺産を掛け合わせた共創企画「ヒカリノテツドウカン」。夜の館内を彩る明かりを自ら作る企画で、3日間で子どもから大人まで約60人が参加した。

 講師を務めたのは、和紙作家「おりと」として活動し、和紙文化の保存・継承を目指す「紙ノ和Project」を主宰する品田美里さん(44)=北海道札幌市=。参加者は、薄く柔らかで表面がなめらかな横野和紙の風合いを生かしたデザインや制作手順について指導を受けた他、和紙の素材や特徴についての講話にも耳を傾けた。

 初日は午前と午後の2回で計16人が参加。15センチ四方の和紙4枚を折り紙のように折って形を作り、もち米ののりで立体的に貼り合わせて完成させた。紙の重なり具合によって光の透過量が変わるため、折り重ね方に工夫を凝らす姿も見られた。仕上げに内部のLEDライトを点灯させると、和紙を通して柔らかな光が浮かび上がり、参加者たちは華やかな出来栄えを楽しんだ。

 小さな子どもたちが作業に苦戦する場面もあったが、品田さんの丁寧な指導を受けながら、根気強く完成させた。河辺小2年の貝阿弥颯人君(7)は「折り紙が好きなので楽しかった。無事にできてうれしい。オレンジ色に光るランプがとてもきれいなので、玄関に飾って大切にしたい」と笑顔を見せた。

完成したランプシェードをうれしそうに眺める子ども
完成したランプシェードをうれしそうに眺める子ども


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