第10回作州維新文庫展「廣瀬臺山・飯塚竹斎師弟厳選秀作展」が11、12の両日、岡山県津山市山下の旅館・お多福で開かれ、来場者が江戸期に活躍した師弟の作品に見入った。
同文庫主宰の竹内佑宜さんが所蔵する臺山と竹斎の作品の中から、掛け軸や扇、随筆など約30点を展示。めでたい席で用いられることの多い蓬莱山を臺山が描いた掛け軸や、竹斎の「群鶴の図」の他、師・臺山の「菅公像」を弟子の竹斎が模した作品などが並んだ。
臺山と竹斎がそれぞれ滝を描いた作品を並べ、作風を見比べられる展示も設けられた。来場者は一点一点をじっくりと鑑賞し、竹内さんの解説に耳を傾けながら、作品への理解を深めていた。
吉備中央町の牧生夫さん(74)は「こんなにたくさんの名画があり、素晴らしい。津山の歴史が詰まった空間で、ぜひ後世に伝えていただきたい」と話した。