津山の食肉文化を次世代に伝えようと、津山青年会議所は5日、岡山県津山市山下の城下スクエアを主会場に、つやまBULLプロジェクト~未来へ翔けるうしのぼり~を開催。小学生が座学や体験を通じて、地元の伝統や文化の大切さにふれた。
市内の小学生約30人と保護者らが参加。参加者は県産和牛のさまざまな骨計約250㌔を5班に分かれて調理。骨についた肉をなるべく残さないようにと、悪戦苦闘しながら包丁を使って丁寧に“そずり”取り、タマネギと一緒に炒め、特製のたれを絡めてそずり丼を作り、みんなで会食した。
食事の後、文化の継承発展、子どもたちの健やかな成長を願い、こいのぼりにヒントを得た黒毛、ホルスタイン、ジャージーの3種類の「うしのぼり」(各全長約5㍍)を掲げた。
「包丁の使い方が上手になった。自分たちで削ったお肉はおいしい」と池田翔貴君(北小5年)と勝翔君(同3年)。堀内結心さん(佐良山小6年)は「牛の種類のこいのぼりを作った発想が面白い。津山の牛肉の良さをもっとたくさんの人に知ってほしい」と話していた。
また座学では、同会議所OBでオカラクミートの代表取締役・岡本誠さんが「津山の食肉文化について」と題して講演。「革製品や乗り物、農耕など身近な牛を売買する市場や、健康のために薬として食べる養生食いという文化があった」と地域の特色を紹介。「長い間かけて築き上げてきた津山の食肉文化。家族や仲間と一緒においしく食べて、守っていこう」と呼びかけた。
企画した小椋一樹同会議所まちづくり委員長は「子どもたちが周りの友だちに、その友だちからまた別の人にと体験を伝えてくれればうれしい。小さいころから郷土の魅力を知るきっかけになれば」と話していた。
