県立森林公園(岡山県鏡野町羽出、上斎原)で19日、「夏の自然観察会」が開かれ、県内外の小学生から高齢者まで計82人が園内を散策しながら、豊かな自然に親しんだ。
同園を管理・運営する上齋原振興公社が、夏と秋に開催している恒例イベント。参加者は約5キロの「千軒平コース」と、約3キロの「展望台・ぶなの平コース」に分かれ、森林インストラクターの説明を聞きながらゴールを目指した。
このうち「ぶなの平コース」では、元岡山森林管理署職員で森林インストラクターの梶原利廣さん(69)=久米南町南庄=らが案内。道中で見られる草木や、耳にする野鳥のさえずりを題材に、園内に生息する動植物の特徴や生態について分かりやすく解説した。
湿布薬のような香りが特徴のヨグソミネバ、触れるとかぶれを引き起こす強い毒性を持つツタウルシ、樹皮を剥ぐと黄色い内樹皮が現れるキハダの他、観賞用として飼育されていたものが野生化した外来種・ソウシチョウなどが紹介され、参加者は熱心に耳を傾けながら知識を深めていた。
岡山市から家族と参加した岡山東支援学校中学部3年の藤谷燈真さん(14)は、自然観察会への参加は初めて。「植物や動物について知らなかったことがたくさん分かって楽しかった。家族と一緒に歩いて心地よい汗をかき、すっきりしました」と笑顔で話していた。
